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といっても、ヨハネスブルクに17時間いただけだったのだけど。・・・
(1ZAR=8.5円で計算)
ヨハネスブルクのORダンボ空港は7年ぶりだったのだが、税関を抜けて、到着フロアに行く前のスペースにATMが2台と両替所がある。これは前回はなかったはず・・・というのも、前回は到着フロアで必死になってATMを探した覚えがあるからである。
まずは前回からの持ち越し懸案であった、たくさん持っているザンビア・クワチャを南アフリカ・ランド(ZAR)に替えたい、と窓口に行ったところ、しばらく議論の結果、両替できない、と言われた。通貨によってはその国の中でしか両替出来ない場合もあるので仕方ないが、ザンビアの方が格付けとかもいいんじゃないの・・・とも思ったが、やはり南部アフリカはZARの世界か。
ナミビアに行く(ZARがそのまま使える)のと、お金情勢が全く分からないアンゴラ(成田空港の両替所で米ドルが欲しい、というと、「行かれる国によって券種を選べます。どちらで使われますか?」「アフリカのアンゴラです。」「・・・。米ドルをそのまま使うんですか?」「いや、行ってみないと分からないです。」「・・・」気まずい雰囲気が流れた。)のことも考えて、ZARをキャッシングで引き出そうとした。
ところが一台目のATM(写真)には「cashless」と書いてあって(そもそもキャッシュレスのATMというのは、自己の存在を否定していると思うが)VISAやらMastercardのマークがない。ATM自体はArgo12という汎用的なATMなのだが
https://triton.com/products/argo-12/
どう使うのかも良く分からず、二台目のATMに向かった。
こちらは今レシートを見てもどこの銀行か書いてないのだが、かの悪名高いDCC画面は出てこないのだけど、2000ZARに対して、95ZARの手数料を取る、と表示される。一旦キャンセルして悩んだが、後のスケジュールが詰まっていることもあり、利用することにした。
使ったのは海外ATM手数料は取らない、と豪語(?)している東急カードのMastercardだったのだが、レシートには確かに2095ZARと記載があるのだが、東急カードの明細には2000ZARとしか記載がない(+利息)。このまま95ZAR(808円)は忘れ去られるのか、後から請求が来るのか・・・とりあえず、さすが東急カード、と褒めておこう。
一番ありがたかったのは、空港とサントン、パーク駅を結ぶGautrain(ハウトレイン)が、タッチ決済で改札を通れるようになったこと、である。このハウトレインの切符システムはややこしくて、7年間保存していたハウトレインのカードを持って行ったのだか、係員のお姉さんに聞くと、クレカが使えるとのこと。一応そのカードを入れてみると「invalid」と表示が出て、お姉さんは「これはだめ、使えない。」とそのカードを近くのごみ箱に投げ入れた。・・・ずっと大切に保存してたのに・・・で、とりあえずパーク駅まではお姉さんの指示に従い券売機で切符を買って(クレカが使える)また似たようなカードを手に入れたが、帰りはスマホのタッチ決済を利用した。山手線と全く同じ感覚(山手線はモバイルスイカの方が反応するが)である。
パーク駅からは、念願のメトロレール(南アフリカ国鉄が運営している都市近郊路線)に乗るために窓口に。メトロレールは架線やレールがはぎとられ滅茶苦茶になっている、と報じられていたが、私が乗るソウェトのナレディ(Naledi)行きも徐々に回復していて、5月からほぼ1時間に一本(それまでは2~3時間に一本)までに回復している。時間の関係で一駅のブラームフォンテンまでしか乗らなかったが、初乗り区間10ZAR。定期はあるようだが、券売機は良く分からず、窓口で切符を買う方式で、これも何とかするのだろう。ちなみにハウトレインは200ZAR~のような運賃の世界である。
ブラームフォンテン駅からは、ニュータウンの方に出て(土地勘が全くない場合はお勧めしない。)Newtown Junction Mallというショッピングセンターに。前回CBDをうろうろしたときはこちらは来なかったのだが、ショップライトも入っていて、パーク駅の近くにこんなに立派なモールがあるとは・・・もちろん、全店でクレカは使える。モールの入口ではモールに入っているスポーツジムの勧誘をやっていて、まるでサントンやローズバンクにいるような感じである。
カーストリートをまっすぐ歩くと、パーク駅周辺で最も治安が悪いと言われるミニバス乗り場(コロナ前の某ガイドブックには「ここに降りた瞬間に強盗に襲われ、身ぐるみはぎとられるだろう」と書いてあった。・・・)に着くが、あの滅茶苦茶な雑踏も復活しているし、乗り場から続くローカルマーケットも賑わっている。なじみの(?)お肉屋さんに行くと、ちゃんと営業していて、これなら経済的にはそんなに問題はないのでは、と感じたが・・・ビルトンを一つ買ったが、クレカだと最低金額に達しないと言われ(そういえば前にも言われた気がする)現金で支払った。
夜はサントンのネルソンスクエアの前回行ったレストランに行ったが、ここもコロナを何とか乗り越えたのだろう。前回はスプリングボックスのカルパッチョを食べたが、今回はオーストリッチのカルパッチョ、350グラムのシルロイン(サーロイン)ステーキにグラスワイン三杯飲んで、877ZAR(7454円)というのは、貧乏円安国民から見ても安い、と思うのだが・・・
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