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モスクワのお金事情(2026年7月)

旅行時期:2026/07

3.0

1RUB(ロシア・ルーブル)=2.2~2.5円程度。私はスイスフランと米ドルを両替したので、円貨は直接両替していないが、空港だけでめちゃくちゃ悪いレートで可能、と思った方がよい。

まず、前提(?)条件として
1.国外発行のクレジットカード(ロシア国内発行でも国際ブランドが付いているもの)は使用できない。外国人は原則現金を使う必要がある。
2.一方でロシアの決済システムМир(Mir=ミール。人工衛星等の名前にも使われるが、「平和」という意味)のデビット、クレジットカードの普及率はすごくて、ある意味、中国以上のキャッシュレス社会になっている。(個人商店、屋台でもミールの決済端末を持っている場合が多い)後述するが、持てるのであればミールのデビットカードを持っていた方がいい。(NFCのTypeAなので、西側経済制裁が終われば瞬時に(?)タッチ決済ができるようになる)

1に関しては久しぶりに「現金旅行」をしたせいもあるが、どのくらい持っていればいいかがなかなか難しい。最悪(?)なのが、帰国便に乗るために空港に行ったところ、予定便がキャンセルされて買い直す場合に、最低限、クレカが使える外国(中東、中央アジア、中国)まで行く航空券を買える現金を持ってないと詰む(!)ことになる。さらに「ルーブルのキャッシュ」でないと通用しないが、ルーブルにたくさん両替するのも・・・・ということで悩んでほしい。

ちなみに私はTrip.comでモスクワの往復航空券、モスクワの宿を(日本で)予約したが、同じ中国系でもスカイスキャナーはそもそもモスクワ行きの検索ができない。エクスペディア、ブッキングコムもロシアの宿は扱っていない。日本で日本のクレカで決済したが、モスクワでTrip.comに接続したら(私はやってないが)日本の登録カードが使えるかは別問題である。配車アプリのЯндекс(ヤンデックス)は日本で仕込んで、楽天マスターカードを登録して行ったが、モスクワで眺めると決済手段は現金とミールカードのみ、となっていて、楽天マスターカードはグレイアウトしていた。・・・ネットで「ロシアでも国際カードで決済できるネットショップ」みたいな情報を挙げている人がいるが、「今」行っても、本当にそれが使えるかは、大いに疑っていくべきと思う。

シェレメーチエヴォ空港の両替所はレートが悪い、と言うが、街中にどのくらい両替できる銀行があるか分からないので、円貨で一万円程度は両替しておいた方がいい、と私は思う。ロシア最大の銀行スペルバンク(Сбербанк)、第二位のVTB(Банк ВТБ)も街中にたくさんある訳ではなく、案外探すのに苦労する。(他にも両替をしてくれる銀行がある。)今は使えないが、ATMも大きな駅には必ずあるが、街中では東京ほど見かけない。

使い勝手の問題で、外国人用ミールデビットカードを作りなさい、とネットでは見かけるが、スペルバンク、VTB共に「ロシアのモバイル番号(+7から始まるもの)」が必須である。余談だが、外国人はロシア到着後、24時間インターネットに接続できない(ローミング先の通信会社からそんなSMSが飛んでくる)のだが、街中のフリーWIFIは100%ロシアのモバイル番号の登録を求めてくるので、ロシアのSIMを入れてないと使えない。(もしもし電話には24時間制限はない。)そのため、最初の24時間はホテルのWIFIしか使えなかった。

また、KFC、マックの後継企業、バーガーキング(フランチャイズ契約上、ただ一つロシア事業を撤退できなかった西側企業。・・・)いずれも店内のキオスクを使う時はモバイル番号が必要。持ってない場合は人力注文が出来るが、メニューはロシア語だけなので、頑張ってほしい。この仕組みはアリペイ、ウイチャットペイを公開している中国よりある意味たちが悪く(?)、西側の制裁(VISA、マスターカードの撤退、スイフトからの排除)がここまでさせているのね、とは思うけど、ロシア語も分からずミールカードも持ってない外国人にはなかなか酷な国である。

Тверская(トヴェルスカヤ)駅近くのVTBでは、モバイル番号さえあれば作ってやる、と明言していたので、英語が通じるここか、アルバーツカヤ駅を出たところにあるスペルバンク、VTB(外国人が多いので英語が通じる可能性が高い。私は横を通っただけ)でミールカードを作るか・・・なお、通信会社はBeeline、MegaFone、MTSの三社(いずれもドコモ、UQのローミング相手)が大手だが、空港ではいずれも見なかった。これもアルバーツカヤのような外国人が多いところの支店の方が手続きが簡単と思う。

空港にはyoo moneyというミールカードを作れる、と書いているショップがある。
https://yookassa.ru/en/
元々あの(?)ヤンデックスがやっていたヤンデックスマネーという会社をスペルバンクが買収して作った会社なので怪しくはないが、どこまでやってくれるのか・・・SIMも売ってるという話もあるが、どなたかトライしてみてほしい。スペルバンクのATMからチャージ出来るなら、使い勝手はいいと思う。

なお、モスクワの地下鉄のトイレは全て有料でミールカードでしか利用できない。多くの自販機もミールカードのみの方が多い

空港鉄道は我らがJCBも含めてクレカで買えるが、今は制裁でダメ。(画面にJCBは出てくる。)モスクワの地下鉄は全線で「タッチ決済」が使えるがこれも制裁でダメ。前者はチケット券売機で現金が使えるが、後者はミールカード代わりに現金で買える3日券を買って過ごした。全線均一料金なので、出口はパリのように勝手に開く方式。今回はロシア国鉄は近郊線、長距離線いずれも利用しなかったが、現金はまた大変な気がする。・・・

だったら銀聯が使える・・・という話があったが、そもそも使える場所が少ない上、三井住友銀聯カードは使えない。実店舗でもダメ、と表示されるし、プーシキン美術館のチケットをネット買おうすると、決済画面にミールと銀聯しか出てこない(!)ので、三井住友銀聯カードの番号を入れると(最後の画面まで行く)ガスブロムバンクの画面が出て「これは使えない」と表示される。・・・ここは当日にチケット売り場に行けば現金で買えるので、悩まない方がよい。

ボリショイ劇場はそもそも公式サイトにはアクセスできず、代理店、例えば
https://www.bolshoirussia.com/
みたいなところで買わざるを得ない。ひょっとしたら、制裁を逃れるため、代理店を作ってわざとそっちで売っている可能性もあるが、どのくらい上乗せしているか・・・ちなみに当日券売り場でメイン劇場のオペラ公演の当日券が15.000RUBで売っていたので、そんなにぼってはないと思うが・・・バレエは全て売り切れていたので相場は分からなかった。

グム百貨店の有名なアイスクリームが150RUB、私がアルバート通りで入った安レストランは一品250RUBの料理がいくつもあるのをウリにしていたが、グラスワインが600~750RUBするので、結局料理の安さは打ち消された。ワインが高いのは輸入品なので仕方ないと思うが、ロシア産のワインも高く、そもそもロシアのワインはクリミア産とか旧ソ連系中央アジア等、もめているところが多いから(?)なのだろうか。クラフトビールだと1パイント(モスクワでは1パイント(500ml)と記載しているところが多い)400~600あたりからあるので、ビールに徹する方がいいと思う。ウオッカは東京の焼酎ほども飲まれてないように見えたが、これは分からない。いずれにしろ物価は「西ヨーロッパよりはやや安い」くらいで、日本人の感覚では、高いよなあ、と何度もつぶやくことになるはずである。

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