2010/01/17 - 2010/01/17
225位(同エリア503件中)
ケントマイルドさん
- ケントマイルドさんTOP
- 旅行記112冊
- クチコミ6件
- Q&A回答0件
- 268,207アクセス
- フォロワー9人
おやじ達シリーズ第11弾!
ひょんなことから“鰻”を食べに行くことになった。
言いだしっぺは私・・・。
前回の旅行記『成田山へ鰻を食べに行く』で、“うなぎ”に興味を持った私は、あれからネットでいろいろ調べました、鰻のことを・・・。そこで浮かび上がったのが「印旛沼」。
せっかくだから近所のおやじ達を誘って・・・ということで行って来ました!
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
集合時間は午前11時。
東関東自動車道の「富里インター」を出たのが11時30分。 -
一般道に入り、「宗吾霊堂」の横を通り抜け・・・。
(11時53分・・・料金所出口でしばし足踏み。ETCレーン1箇所しかなく、その先25メールに信号機。これじゃ渋滞もするよ) -
視界が開けて印旛沼の湖畔が見えてくる。
(11時57分) -
ネットでも有名な鰻「い志ばし」と・・・
-
その向かいにある鰻屋が「かどかわ」。
ネットで「印旛・ウナギ」で検索すると、この2店が多くヒットする。
「い志ばし」が関西風の蒸さない方式を採用し、かたや「かどかわ」は関東風だそうである。 -
で、我々が向かった店はこの2店より更に先にある「印旛沼漁業協同組合水産センター」なるうなぎのレストラン。
-
ここは組合として、自前の養殖池を持っている。
出されるうなぎも印旛産だろうか? -
個室に通された。
・・・・みんな(運転手以外4名)の考えていることは同じだった。
しばしの沈黙の後、運転手の了解を得て・・・ビール。 -
我々の居た場所から厨房が覗ける。
-
なまず!
このレストランは、漁協が直営ということで川魚のメニューが豊富だ。 -
30分ぐらいして出てきた。
グルメな評価は苦手であるが、今回は5人で食べているので「美味しさ倍増」と書いておこう。 -
まぁみんな、うなぎが出てきてからは、黙々と食べていた感があった。
-
お客さんもだんだんと増えてきた。
-
たいらげる!
-
ということで、山小屋風の個室で宴会でもやりたい雰囲気にもなったが、他のお客さんの視線が気になったので・・・退散。
-
店の雰囲気は・・・
-
・・・こんな雰囲気である。
-
そして会計をするリーダーTさん。
-
レジの横にあったケース。
うなぎの「白焼き」を売っていた。
その他「川魚のつくだ煮」や「印旛の水(ペットボトル)」など。 -
レストランの駐車場中央にあった直売所(?)
うなぎの直売かと思ったら、漁師さんの道具を売る店のような・・・雰囲気だった。 -
まっすぐ帰るのも何なので、せっかくだから養殖池を見学することにした。
-
うなぎの回遊5000キロ!
うなぎの生態は、ちょうど「鮭の生態」と逆である。
生まれた日本の川に戻って産卵する鮭。その逆がうなぎ。それも産卵場所は限られた一点で、うなぎはGPS(?)もつけずに日本・朝鮮半島・中国大陸に散らばった仲間が一斉に戻ってくる・・・広い太平洋の大海原を。
神秘的だ。 -
ということは、我々が食べている鰻は、全部(一部地域では品薄を補うため、ヨーロッパ産のシラス鰻も使用しているらしいが)このフィリピン沖の海底からやって来たものを食べている。
組合のHPには、『養殖だけど天然に近い』などと申し訳なさそうに見える紹介文があるけど、日本全国の鰻が養殖というか蓄養なわけだから、あまり“天然”という言葉を意識することは無いと思う。他の食品と違うのだから。
いまさら鰻専門店が「うちは100%天然のウナギです!」なんて・・・ありえない。 -
養殖池。(・・・空?)
以前はこのような形態で“露地池”と称していたが、現在はビニールハウスの中に養殖されているらしい。 -
左が露地池、右がハウス養殖。
食べるだけでなく、しっかりと社会勉強をする“おやじ達”。 -
鯉の養殖池のようである。
-
建物の向こうに見えるビニールハウスの中に「鰻養殖池」がある。
-
レストランを真横から覗く。
-
名残惜しく「さあ、帰ろう!」としたその瞬間・・・
板さんが店内から外に出てきて・・・ -
何かを取りに行く様子。
暇なので・・・付いて行った。 -
駐車場の脇にある池からタモ(網)で何かをすくう様子。食材にする“うなぎ”でも・・・と思ったが写真の“鯉”であった。
おそらく30分以内にこの“鯉”は料理され、お客さんのお腹の中へと行くのだろう。
新鮮といえば新鮮、残酷といえば残酷。でも自然の条理にしたがって、ありがたく食べる日本人の心は大切。 -
駐車場から少し離れたところに、こんな石碑が建っていた。
『日本の名松百選記念碑』 -
この森には「甚平の渡し」なる印旛沼にまつわる悲しい物語があった由来を記した看板がある。
名主の佐倉惣五郎と任侠の甚平、凶作と重税に苦しむ農民と佐倉藩、そして江戸幕府。 -
今も昔も、圧政に苦しむのは庶民であった。
四代将軍「徳川家綱」の時代ということで、江戸中期前ということか。佐倉藩(千葉)は地理的にみても幕府(東京)のお膝元、優良藩(?)だったんじゃないかなぁ、なんて思ったけれど、近くに居たからこそ幕府の横暴(?)にその都度対応しなければならず、大変だったんだろうなぁ。勝手なこと出来ないし・・・。 -
今日は“真冬”ながら天気が好くポカポカとした雰囲気。
遥か昔、甚平さん達は降りしきる雪の中を人生最後の旅に出た。
我々おやじ達は・・・。 -
蒼く澄みわたった空と腕組みするおやじ3人。
残りの人生、楽しく可笑しく「次は何処へ行こうか?」と思案するのであった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ゆみナーラさん 2010/03/04 12:07:22
- ああうなぎ〜
- ケントマイルドさんこんにちは^^うなぎ好きのゆみナーラです。
以前この店行きたかったんですけど休みで、いしばしに変更したんですよ。
ここは色々と、川魚のサイドメニューもありそうでいいですね!
あと、小見川にある「うなせん」の、下りうなぎなるものも一度チャレンジしてみたいんですが、まだ行ってないんです〜><
ああ昼前だから見てたらうな丼が食べたくなりました〜〜〜
- ケントマイルドさん からの返信 2010/03/13 16:50:48
- RE: ああうなぎ〜
- お久しぶりです。
(返信遅れてすみません!)
仕事の関係もあって“うなぎ”に最近はまっています。
うなぎの生産地、静岡・愛知そして南九州がメジャーなんですけど、なんとお膝元(・・・自分にとって)で生産し直営レストランで食べさせている事を知り、居ても経っても居られなくなった次第です。
うなぎの養殖技術が確立(明治時代?)以前は、うなぎの生産地といえばここ利根川水系(霞ヶ浦・印旛沼を含む)が日本一の生産を誇っていたそうで、一大消費地“成田”を中心にその食文化には歴史があり、これまた「日本一」を自負したいですね。
「1時間早く家を出て、成田駅でトランジット“鰻”!」も洒落たものですが・・・無理だろうなぁ、頭の中はすでに南国モードになっているだろうから。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
36