サン・セバスチャン ピンチョスバルを周るだけの二泊三日の小旅行 2/3 二日目街とバル編

二日目の朝
予報では小雨が少し気になる天気だったものの
何とか傘を持たずに出かけれる感じ。
11時くらいにホテルを出て、
本屋さんとか散策

途中古そうな薬局に遭遇。
古いものを愛する文化いいですねえ。

さて、今日は
昼も夕方もバルを楽しもうって事で、

軽めから始めて～重めってメニューチョイスのを
予定。

ホテルでオススメバルの地図をもらったんで
利用させていただく。

予習しても良かったんだけれど
食べたい気分のものを
その時に決めるのも良いしね

個人個人の好みって絶対あるわけで、
人気店でも自分に合わない場合もあるだろーが
それはそれでまあ、勉強って事だねえ。

早めに空いているバルから
順番に回ろうって魂胆。

白ワインを飲みたくなったので
空腹じゃあねって事で？
とりあえずの一品

ワインメニューとにらめっこしつつ
白ワインを選ぶ
味も良かったけど
好みの温度で尚嬉しい。

相方は特に食べたいものが見つからないので
盛り合わせきのこをとりあえず食べて
ちょびちょび飲む。

赤ワインの方が良かったかも。

きのこも美味しかったです。
種類が違うきのこでの
この一品をもう一回食べたい。

日本語もあった。
きのこは高め。

入った時はガラガラだったけど
店を出る頃には賑わいを見せていた。

「高い」って言って
きのこのオーダーを躊躇する人たちもいた。
まあ確かに他のメニューのプライスと比べちゃうとねえ。

次にお邪魔したのは、
Bar Goiz Argi
我々以外、誰もお客がいなかったから
ちょっと入るのを躊躇したんだけど
お店のお兄ちゃんが
躊躇している我々に向かって
「にっこり」笑いかけてくれたんで
入りました。

お兄さんかなり英語が上手。
あっしが最初は頑張ってスペイン語でオーダーしようと
したのであるが、
英語でさらりと返してくれる。

これってスペインだと
多いんですよね。

他の欧州だと
その国の言葉で会話が続いちゃうことが多いが
スペインだと英語ですぐに応対を変えてくれるサービスが多い。
長年スペインに住んでるイギリス人の友人も
未だにたまにそんな対応されるって
苦笑していた。

メニューのトップにあった海老を注文。
美味しい。
自分としては
下のバゲットいらない。
海老だけで十分。

面白かったのが、
きのことベーコンのピンチョスを頼んだら
「揚げ」でサーブされたこと。
焼きと思ってたのでびっくり。

しばらくしたら、
個人ツアーガイドの人を連れたカップルが
入ってきて、我々とおなじものを注文していた。

あ、ここのグラス赤ワイン（高めの方）
なかなか美味しかったですよ。
Rioja　ワインは正直普段飲むワインではないので
ボトルでのオーダーは躊躇しちゃうが、
グラスワインが気軽に
それも種類も多くあるのが
楽しい、嬉しい。

バスク語のスペルのことなどを教えてもらう。
学校では教科によってバスク語で教育を受けるとか。
なので、この地方の人は、
スペイン語、バスク語の両方を喋れるですね。

フランスに近いから
フランス語も喋る人多いかと思ったら
意外にも少ないとか。
英語は、特にこの旧市街で働く
若い世代はサービスの一環で喋れる人多いそうな。

もう一回飲みに言っても良かったかなー
お兄さんともう少し
バスクの話をしたかった。

先日入ろうしたが
あまりにも混んでいたので躊躇したお店を
トライ。
Bar Borda berri (ボルダベリ)
適度な混み具合。
あんまりお腹空いていなかったから、
ビールだけでいいかな。みたいな感じで入りました。

うーん
しらばく様子見ていたんだけど
なんか食べたいって気分にはなれない。
何だろうな。
多分雰囲気？
笑顔の人が一人もいなかったんだよね。
犬を連れた人たちが入店されていたから、
少しの間犬と遊ばせてもらう。

一皿のみオーダー。

だめだ。。自分には苦手かも。
この旅の中で初めて残した一品。

申し訳ない。

店にいたスペイン語で会話するグループ達のほとんども
この一品を頼んでいたから、試したけど
自分には合わない味だった。
残念。

お腹が苦しくなったので
サーフィンしている人たちを見に散歩。
子供達も学校帰りにサーフィンを習いにきている。
楽しそうだ。

せっかくなので
オススメ等されたバルを見に行く。
BAR Bergara (ベルガラ)

午後５時とあり
誰もいない。。。

夕飯には早すぎるんで
メニューをチラ見したのみで
入らずじまい。

夕飯時間までまだ時間あるから
ホテルでしばしシエスタ。

迷ったけど、美味しかったから
またしてもGandarias Jatetxea（ガンダリアス）へ

今日は違うスタッフの人にサービスしてもらう。
夕飯時はランチと違った活気。
とりあえず英語メニューを借りて
色々悩む。
イカうまかった。
もう一回頼めば良かった。

しばらくすると、かなり混んできて
アメリカ人の女子二人連れと
場所をシェア。

これが結構面白くって
彼女らの行動を見ているだけで
笑いが止まらない。

日本語にすると

「やだ～あれ何？蟹？食べるべき私？？どうするどうする」
「あの品が気になるけど、なんなの？美味しそう」
「美味しくって困っちゃうー」

とかギャーギャー言いながら悩んでいるので
「うむ。。食べるべきだね」とか「それはイマイチだった」とか
相槌をする羽目に　笑

一人がオーダー交渉役
一人がメニュー選び役の
良いコンビだったなあ。

こうやって楽しんで食べている人たちと
お店で語り合えるのがまた最高の時間です。

さーこの後どうする？？って
事で旧市街を徘徊。

もう一軒のみ行こうか？って
事で、うろうろしていたら
すごい人だかりのお店を発見。
Bar Nestor (ネストル)
店の中はすごい人で、
あんまり相方は入りたくなさそうだったけど、

飲み物頼んでから
何があるのか、しばし見学。
トルティーア、トマトのサラダ、シシトウ、ステーキが売りみたい。

トルティーア、トマトのサラダは
残している人が目立ったので
（美味しそうだったけどなあ？）
とりあえず、ステーキ？？のみ頼もうとしたら
待ち時間がかなりあるとの事。

ビール飲み終わっちゃったんで
もう一杯飲みながら
迷っていると
周りの人たちが、とりあえず名前を残しておいて考えてみたら？って
優しいアドバイス。

そうさね、そうさせてもらおうー

名前残して順番がきて名前呼ばれたら
バーカウンターにいき、
欲しいものを頼むシステムらしいね。

飲み物頼んでぼーっと
バーカウンターにいたら
そこは食事の人の場所だからと
丁寧に（またしても他のお客さんから）
ここのマナーとやらを教えてもらう。

お客さんが優しいくて
ラッキー

名前を呼ばれた時には（20分くらい待ったかな？）
結局肉の大きさ、選べるって言われたが
小さいサイズと言われても
あまりにも巨大すぎて（800g～１キロありそう）
こん時点で全部食べれる自信が無かったので、

食事はキャンセル
を伝えたら
自分たちの前にオーダーしていた
英国人＆アメリカ人の女子二人から
「よかったらシェアしない？？」
「私はここ６回目だけど、本当にオススメだから」と
あたたかーい　お誘いを受け、
ありがたくシェアさせていただくことに。

はい　確かに美味しかったっす。

でも一皿はいらないなーやっぱ。

3人で一皿くらいが
他の品を頼む場合はちょうどいいかも。

ここのバル
アイルランド人、英国人も多い、
さっきのお姉ちゃんに聞いたら
英国のガーディアンの特集記事（新聞）に
紹介されているそうな。

おおー確かにガーディアンが紹介するなら
信用度高いもんな。
納得納得。

お客さんのサポートで
色々マナーを教えてもらえ
混んでいても気持ち良かった。


食事したかったら
飲み物頼むと同時に名前を残す。

名前呼ばれるまでは
（混んでいたら）壁のあたりや外で飲む。

名前呼ばれたらオーダーをして、
食事を楽しむ。

で、これ。。いいなって思ったのが

混んでいたからだけど
皆、自分の食事が終わったら
長居せずに、さっと場所を次の食事する人に提供する。

そのまま、飲みだけの人たちのところに移動して
皆で楽しく会話を続ける。

スマートでいい！

もちろん、酔っ払って
気分良くなって、ダラダラ（食事は余ったまま）
カウンターで陣取る観光客も一部いたけど
（バーカウンターで飲むの楽しいもんなあ、確かに）

混んでいる場所は
皆がスムーズに楽しめるような気遣いできるといいなって
学んだ。

我々も
肉を堪能した後は、飲みグループに自然と混ざって
たわいもない話をして笑顔で飲む。

相方が「紅茶飲みたい」という事で
カフェを探す。
途中、La Vina(ラ・ヴィーニャ)を通ったら
結構空いていたので、
紅茶とケーキ（あっしは　＋ワイン）

最後の締めに
訪れる幸せそうな人で賑わっていていい感じ。

素敵な日本人のカップルさん達にも
お会いしたよ。
お店の情報交換をしてしばし会話を楽しむ。

旅とご飯を心底楽しんでいる人たちはいいね。
余裕があって、焦ってなくて良い。

サン・セバスチャンは日本人も人気高いのも
頷けるけど、リストを手に、あくせくしている人達も
多かったから、
きっとそれはそれで楽しんでいると思うんだけど、
少し肩の力を抜くといいのになって感じた。


お一人であちこちのバルを覗いている
60歳くらいの日本人の男性を見かけたんだけど、
このおじさん、いっつもニッコニコして
料理を見るたびに
「パァーッ」って最高の笑顔が出ていて
見ているこっちが幸せになれたよ。

この日はここでおしまい。。
かなりお腹も満足な1日だった。