ゆざわShu＊Kura～日本酒がテーマのイベント列車～

十日町、まつだいで大地の芸術祭を楽しんだ後、列車の始発駅の越後湯沢に着いて案内を探します。

ホームに降りるとこんな列車がとまっていました。

イベントが開かれるのは3両あるうちの真ん中の2号車。

日本酒のショット販売やおつまみ、駅弁などを売るカウンターもあります。

ちなみに日本酒のショットと一部おつまみは、このチケットで買います。チケットは5枚か10枚単位での販売で、1枚当たりが100円換算です。

チケットで買えるメニューはこんな感じ。

全種類頼むと圧感です。それぞれがどのお酒か分かるよう、お盆には番号のシールが貼られます。

そんな中、開催されたイベントの１つはジャズの生演奏。越後湯沢から直江津までの間では3回披露されました。ジャズの定番曲から、星に願いをのような曲まで幅広く演奏されました。

それから、もう１つのイベントはからくり盃「十分盃」の紹介です。これは越後湯沢から直江津までの間で2回行われました。

長岡大学の学生さんと、長岡コンベンション協会の方が説明してくれました。

長岡だけでなく、日本各地に伝わるものだそうです。説明の後、百聞は一見にしかず、で、実際に地酒で試してみます。

8分目までは注いでも溢れないものの、超えると急に下の穴から漏れてきます。一滴残らず漏れてしまいました。サイフォンの原理だそうです。もちろん、漏れたお酒は枡で受けて美味しくいただきました。

また、イベントとは別にアテンダントさんが車内を回り地酒の試飲をしてくれました。2回開かれた十分盃イベントが終わった後、それぞれのタイミングでした。1回目は「吟田川」、2回目は「朱鷺の国」でした。

この列車のもう一つの売りは景色です。柏崎〜直江津の一部区間で海が見えます。

なお、日本海に面した「青海川駅」では10分ほど停車します。ちょうどジャズの生演奏と重なり、海側の窓が開けられ、ホームにいても音色が聞こえてきます。

ちなみにこの列車に乗るには2通り。指定券を買うか、びゅう商品を申し込むかです。指定券で乗れるのは3号車。今回は3号車の指定席を確保して乗りました。シートは足元がゆったりしていて快適でした。

1号車はびゅうの旅行商品で、お弁当等がついてくるようです。また、海に面して座席も作られていて、2人掛けもしくは4人掛けのボックスになっているようでした。いいお値段するようなので、何かの際に乗れたらなと思っています。

なお、終点の上越妙高まで行くと帰省のUターンラッシュ真っ只中で大混雑の北陸新幹線で帰らなければならなくなるため、今回は直江津駅まで乗ってほくほく線で越後湯沢まで戻り、上越新幹線経由で帰ることにしました。
直江津駅には美味しそうなお弁当が並んでいました。

鱈めしはお酒が進みそうな濃いめの味付け。甘辛い甘露煮と、塩気のあるタラコがマッチしています。わさび漬けもまた酒の肴にちょうど良かったです。

乗ったほくほく線は、越後湯沢までは行かない六日町行き。六日町に着く頃には少し立ち客が出るくらいでしたが、その大半が越後湯沢行きに乗り換えていました。

ほくほく線では2両でしたが、六日町からは5両に増えたため、座ることが出来ました。

新幹線は越後湯沢始発を選び座ることができました。お盆のUターンラッシュ期間にしては空いていた気がします。北陸新幹線開業後の上越新幹線の行く末に不安を抱きつつ帰りました。