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個人で旅行される方へ
2012年12月23日カイロから入国し、1泊2日で西方砂漠に行き、12月24日~27日ナイル川
クルーズの後28日アスワンからカイロに戻り31日までカイロに滞在しました。今回はムルスィー大統領が11月末に出した憲法宣言の影響で各地でデモが度々起こっており、私がカイロに到着する12月23日に憲法承認に関する2回目の国民投票を実施する、ということもありかなりり警戒して出かけました。実際私が行った時にはある程度落ち着いており、大きなデモもなかったので、問題なく滞在できました。....が、それはたまたま運が良かったのかもしれません。
アラブ諸国の情勢は不安定でいつ情勢が変わるかわかりません。私がカイロに滞在した時はたまたま何も起こりませんでしたが、今でもカイロのエジプト博物館の横には2月のデモで焼かれたという建物がそのまま残っていたりします。万が一そんなところに出くわしてしまったらカイロの印象もずいぶん違っていたものと思います。デモがあったら近づかない、とかデモがよく行われるタハリール広場などの周辺の宿泊は避ける、など少しでも危険要素を避けることも当然すべきことだと思います。
エジプトに限りませんが、不安定な要素がある国に関しては、自分で情報収集するのは最低限するべきですし、行くのであれば自己責任であるということを肝に銘じるべきだと思います。私も行く前は毎日外務省のホームページなどでエジプト情勢をチェックしていましたし、何度も(砂漠に行くときに利用した)現地旅行代理店にメールで問い合わせたりして、おそらく大丈夫だろうと判断して決めました。
また、私は普段ツアーには入らないのですが、情勢を勘案して今回はルクソールからツアーに合流しました。カイロで半日ほど自由時間もありましたが、スペイン人の彼とツアーで知り合ったほかのスペイン人旅行者達と行動していたので、単独行動はほとんどしていません。それも危険な目にあわなかった要因の一つだったとも思われます。現地の人が乗るようなバスなどを利用して、現地の人と少なからずふれあい、苦労しながら歩くおもしろさも、もちろん理解できますが、時と場所によってはツアーを利用することも考えたほうが良いと思います。
危険に対してのみならず、たとえばエジプトであれば砂漠の道路がデモなどで封鎖されるなどして、日程が大幅に遅れる、なんてことも、しょっちゅうではないようですが考えられます。そこらへんも考慮したうえで日程をくむべきだと思いますし、運悪く道路封鎖などに遭い、日程が大幅にくるっても”仕方がない”とくらいの気持ちで行ったほうが良いと思います。
なんだか偉そうに書いてしまいました...繰り返しになりますが、私が行った時期のカイロはそれほど危険な感じはありませんでした。同じツアーには5か月の赤ちゃんを連れて参加していたスペイン人の家族もいました。ただ危険な目にあわなかったのは偶然運が良かったのかもしれないし、自分の危険回避行動が功を奏しているのかもしれないです。いずれにせよ、どこに行くにしても情報収集をし、危険な場所には近寄らず、運悪く日程がくるってもそれも旅の醍醐味と考え、旅を良いものにしてください。
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