2017/07/05 - 2017/07/08
23位(同エリア77件中)
さっくんさん
4トラベルの先輩方の記事を穴が開く程読み、時に質問コーナーで親切なアドバイスを頂き、行って参りました。念願のコーカサス。道中水害の為、一時は帰国便すら諦めねばと思うハプニングもありましたが、終わってみれば行きたかった場所は制覇できました。全てに感謝!
①アゼルバイジャン・バク―市内編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11263020
②アゼルバイジャン・バク―郊外編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11264672
③ジョージア・トビリシ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11264903
④ジョージア・ウシュグリ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11265434
⑤ジョージア・メスティア編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11265914
⑥ジョージア・カズベキ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11266291
⑧アルメニア・ゴリス編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11268856
⑨ナゴルノ・カラバフ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11269277
⑩アルメニア・エレバンとその周辺編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11270170
⑪カタール・ドーハ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11271241
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これまで予定より1日早く日程をこなしてこれました。これ迄ウシュグリ、カズベキとコーカサス山脈の美しさに感動した私は。気になっていたシャティリに訪れる事にしました。
ただシャティリは一泊二日は必ず必要となるので、後半がキチキチの日程になってしまいます。更にシャティリへは周に二便しかマルシュルートカが無いので、帰りの便に乗れないと大変な事になります。
しかし、悩んだ時はGO!私はシャティリへと向かいました。 -
再び長いエスカレーターに乗ってディドベ駅に向かいます。
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シャティリへは水曜と土曜の朝9時にディドベから、トビリシには木曜と日曜の正午にマルシュルートカがあります。
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ディドベ・バスステーション周辺は市場となっており、アジアな雰囲気です。
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此処で買い出しです。
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桃を買いました。
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ジョージアのパンは美味しかったです。
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シャティリ迄お世話になったマルシュルートカです。シャティリは定住村では無く、夏のみ人が暮らす村なので、マルシュルートカもシーズンのみの運行です。
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シャティリに帰る地元の人のお買い物にマルシュルートカはお付き合い。運転手さんがお客様の買うスイカを見定め中、ローカルムードが溢れています。
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マルシュルートカは先日走ったジンヴァリ湖、アナヌリ教会の対岸を北に走ります。途中までは道も穏やかですが、シャティリ迄の最後の村を通過すると、道は徐々に険しさを増していきました。
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車窓から眺める景色は雄大ですが、路面は覚束なく下を覗くのは勇気がいります。
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森林限界を超えた草地をクネクネと曲がりながら峠を目指します。
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路肩が激甘で下を覗くと冷や汗を掻きます。
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車道と言うよりは、登山道に毛が生えた様な道です。擦れ違い等全く考慮にいれてないかの様な道幅。確かに一度も擦れ違いませんでしたが…。
カズベキやウシュグリも悪路ですが、観光需要が高いので、それなりに車の往来がありますが、もしこの道で事故を起こしたらアウトでしょう。 -
峠の頂上で最後の一休みを入れました。地元のおばさま方からお呼びがかかりチャチャと呼ばれるアルコール度数が非常に高い地酒を頂きました。つまみにはパンにチリソースつけて食べていました。なんか妙な組み合わせですが、チャチャに良く合います。デスロードはこれから降りとなって、霧の中を永遠クネクネと続きます。まるで車酔いしろとでも言う道に、強烈に強い地酒を振る舞われて、毒を以て毒を制しろと言わんばかりです。
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帰りはこんな悪路じゃなくて、飛行機でひとっ飛びだったら良いのにな!なんて思いました。それが、思わぬ展開で叶ってしまう事となるとは、この時思いもしませんでしたが…。
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単純に山を削っただけの道、もし大雨でも降ったら草が生えてる場所なら未しも、こんな土だけの場所は一発で崩壊しそうです。
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やっと峠を降り、谷底の小川が近くなってきました。シャティリ迄もう少しでしょうか?
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山の斜面を突然男が駆け上がって来たので、一瞬山賊かと思いました(笑)
羊飼いさんが、運転手さんにトビリシに買い物を頼んでいる様です。 -
それにしても物凄い数の羊です。
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眼下には小さな川の流れが。路肩の激甘のデスロードの路肩ギリギリをマルシュルートカは進みます。目が眩みそうです。
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やっとの事でシャテリ村に到着しました。目当ての塔状の住宅が合体して、要塞化した建築群が目の前に聳え、高揚感でいっぱいになります。要塞には二軒、ホステルがあると言うのですが、驚いた事に一軒は満室。シャティリはマルシュルートカで訪れる旅人より、東のオマロや西のカズベキからトレッキングを楽しみながら目指し、此処からマルシュルートカでトビリシに帰る欧州系のハイカーさんが多いのです。満室だった事は残念ですが、それ以上に此処の宿泊客が一斉に明日帰ればマルシュルートカはあっという間に満車です。明日乗りそびれたら日曜までシャティリに缶詰になってしまうので、慌ててドライバーさんに帰りの運賃を握らせて、絶対忘れないでね!と念を押しました。
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シャティリの村人は現在では要塞では無く、別の場所に住居を構え暮らしています。夏場だけ此処で暮らし、雪に覆われる冬場は下界に下ります。Wi-Fiも無ければ、お店すらあるのは民宿が併設している売店のみ。レストランは愚かカフェすらありません。
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もうひとつの要塞のホステルは集団化した塊とは小川を挟んで対岸にある小さな要塞を利用したもので、運良くそこで一泊する事が出来ました。
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ホステルの中には昔使われていた農具などが陳列されています。
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要塞のホステルに飾られていた昔の民族衣装です。
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バックパックを塔のホステルに置いたら、いざ要塞に突入です!と言いたいのをグッと堪えて、先ずは要塞の偉容を色んな角度から眺めて見る事にしました。
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シャティリの要塞は、背後に聳えるコーカサス山脈の向こうに暮らす、イスラームを信仰するチェチェンの人々の侵攻から守る為に築かれたと言います。
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要塞としての大きさは、それほど大きなものでは無いのですが、密集し、しかも複雑な繋がり方をしているので、くまなく見学すると結構ボリュームを感じました。
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それにしても、ウシュグリの復讐の塔と言い、各所の城壁を施した教会と言い、そしてシャティリの要塞と言い、この地が太古から戦乱の激しい地域だった事を物語っていると言えるでしょう。
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背後に山々、前方は二つの川の合流点。防御には最適の立地に要塞は聳えます。
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もう牛さんとも阿吽の呼吸です。
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さていざ要塞内部に突入です。要塞住宅は二軒のホステルと一部の塔を除いて自由に出入りする事が出来ます。要塞は崖の急斜面に作られ、それぞれの塔状住宅が複雑怪奇に合体しています。ある塔を探索して、ふと途中から外に出ると別の塔の違う階に入っていたり…。廃墟マニアや探検好きにはたまらない物件だと思います。私は大の探検好き。まるで童心に戻って、くまなく塔状の住宅を探検し尽くしました。
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要塞には一応メインストリート的な道があります。現代では川沿いに建つ民家と丘の上に建つ民家を繋ぐ道の役割も果たしています。
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渡り廊下的なものがありました。緊急時にはこの渡り廊下を通って隣の塔へ逃げ込んだのでしょうか?
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階段が登ってくださいと言っている様に聞こえます。
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あ!此方にも階段が!
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降りてみろ!と言ってるのと同じです(笑)
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住宅の繋がりが、複雑過ぎて、敵どころでは無く住民さえ真代ってしまいそうな構造です。地震の被害とか無かったのでしょうか?
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要塞内部の幾つかは、内部ががらんどうとなっていて、要塞の構造が解りやすいです。
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要塞内部です。先程のがらんどうの塔の構造を見た後だと、床が抜けて転落しそうで、床がミシミシ音を立てると冷や汗掻きながら探索しました。
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幾つかの塔には木造の張り出したテラスが残されていましたが、底が抜けそうなものもあり、ヒヤヒヤものでした。
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塔の窓から景色を眺めました。当時この塔で暮らしていた人も、今日と変わらない景色を眺めていた事でしょう。
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大満足の一日でした。要塞ホテルは奮発して一人部屋を独占しました。雰囲気もバッチリです。ところが夜ふと目覚めると雷がゴロゴロ鳴っていました。外は激しい雨模様。要塞の部屋には窓ガラスなんてありませんから、雨が次第に染み込んできます。私は往きのマルシュルートカで思った事を思い出しました。「こんなデスロード、雨が降ったらイチコロだよな…。」非常に嫌な予感が私の脳裏を過りました。
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日にちが変わって6日も引き続き要塞を探検しました。昨夜の不安も要塞を探索すれば何処かに吹き飛び、夢中になって探索を続行、だけど、マルシュルートカが満車になってしまうのを恐れ1時間前に乗り場に赴きました。そこで衝撃的な事実を運転手さんから告げられました。昨日の雷雨の影響で崖崩れが起こり唯一の道が寸断されマルシュルートカが走れないとの事。なんと昨夜の不安は的中してしまいました。そんなことをしている間に、旅人は続々と集まり、最早マルシュルートカ二台分もの人数になってしまいました。運転再開したら席の争奪戦だなぁ…。この時は未だそんな事を考えていました。
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いつまで待っても拉致が開かず、グループのハイカーはトランプに夢中。私もブラリとシャテリを散歩。戻ってみても新しいニュースは得られる事無く…。頼みの綱は遥か麓の村から救援に来るブルドーザーを待つのみだけれど、車でさえあの時間を要した道程を、ブルドーザーがトボトボやって来る頃には日が暮れてしまうでしょう。どうやら今日の夜にチケットを手配していたアルメニア迄の寝台列車のチケットも、明日明後日予約したエレバンのホステルも諦めざる得ないでしょう。
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ジョージア犬の牧羊犬は獰猛なので近づかない事とガイドブックに書いてありましたが、このジョージア犬は巨大ですが、心優しい犬でした。何故かなついてしまい、私に出逢うと、いつでも先導してくれます。
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被害状況を確認しにいきました。仲良くなった牧羊犬が漏れなく先導してくれました。
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川に流れ込む小さな川の部分で土砂崩れが起きていました。こうした流れ込みのある部分で、何ヵ所も土砂崩れが発生している模様です。
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頼みの綱のブルドーザー。遙々峠を越えてやって来てくれました。
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ブルドーザーもやって来てくれた事だし、復旧する間に観光を続けましょう。とは言ってもこの村には要塞しかありませんが。
いや、ありました!
シャティリ村でも花が満開です。 -
シャテリ村に閉じ込められ、電気も無く、電波も無い。やる事無しでは体も心もなまってしまうので、要塞の前を流れる濁流と化した川の対岸の斜面によじ登って、どれだけ高くから要塞を眺められるか?というチャレンジを作って、雨が止んだ時を見計らって挑戦しました。
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要塞の上の広場より標高が高い場所まで登って、要塞を見下ろしました。
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塔状の建築が密集し要塞化しているのが解ります。
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下を見れば、こんな急斜面良く登ってきたものです。行きはヨイヨイ帰りは恐い!今回の旅は本当にそんな事ばかりですが、それでも行きたいと思う気持ちは覆せません。
今日も道路復旧の一報は無く、今宵もシャティリに延泊です。要塞ホステルは高いので、往きに出逢った韓国人の旅人が泊まっている民宿へ移動しました。 -
シャティリ村が孤立して二日目の朝になりました。再び雨が断続的に降る空模様が我々を憂鬱にさせました。土砂崩れはブルドーザーが修復してくれました。しかし土砂崩れは未だ序の口でした。土砂崩れならブルドーザーが来さえすれば、それほど土砂を取り除くに時間はかかりません。しかし濁流と化した川は道路そのものを崩壊させていきました。これを復旧するには川の水位が減ってから、土を運び造成するしかありません。崩壊した部分はまさか此処だけではありませんでしょうから、それらの復旧にはいったいどれ程の日数がいるのでしょう?事態は改善するどころか悪化するばかり、旅人達に暗澹たるムードが漂い始めました。
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対岸へ渡る小さな橋も、危険水域を越えていると言うか、決壊寸前です。
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目の前で崖が崩落していきます。それと同時に我々の望みも崩落していくかの様です。これでは旅の日程どころでは無く、帰国便に間に合うか?すら怪しくなってきました。シャティリはジョージア最後の訪問地だったので持ち合わせているラリも残り僅か。Wi-Fiも無く、携帯のバッテリーも底を尽き、充電したくても停電中。何かしたくても自分では何もすべき事が無い、すべき事が出来ない有り様でした。
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それより深刻な事がありました。食料です。頼みの綱の売店も、グループで訪れているハイカー軍団に買い占められたか、私が訪れた時には食べられるものと言えばクッキーだけでした。いつまでこの村の食料の備蓄が持つのか…。
同宿のポーランド人は言いました。
「大丈夫だよ!ビーフならそこら中に歩いている。」 -
「そうだね、チキンもいっぱい歩いてる。今夜はBBQだね。」
「そう言えばね、今宵日本では七夕と言う祭があるんだ。アルタイルとヴェガにそれぞれ暮らすカップルがいたんだけど、一年に一度、今宵7月7日にミルキーウェイでしかデート出来ないんだ。だから人々はせっかくの一日を晴れて欲しいと願う祭なんだ。人々は様々な願いをこの日に託すんだ。」
「日本版Wish upon a starだね!」
「明日晴れたら良いね!七夕にこれほど切実に願いをこめるなんて小学生以来だよ。おやすみ!」
糠喜びにさせるといけないから彼には言わなかったけれど、私は往きのマルシュルートカで出会った地元の人つてに聞いた情報を頼りの綱にしていた。明日、晴れればヘリコプターが救援に来てくれる! -
そして明けた7月8日の朝、天気は回復していました。相部屋の韓国人が朝食を頼んだ。お互い二日間殆ど食事を摂っていません。私はそわそわしていたのでコーヒーだけ注文しました。出来立てのコーヒーを一口飲んだその時、バババッ!とローターの音が鳴り響きました。
「救援だ!おい!っ早く飯食べろ!バックパック積み込むんだ!」
私は大騒ぎで韓国人の相棒をせかすとポーランド人を叩き起こしにいきました。
写真は二日間お世話になった民宿。 -
旅人や村の外に出掛けなくてはいけない村人が続々とヘリコプターが到着した、マルシュルートカの終点ともなっている要塞の上の広場に集結しました。
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当然の事ですが、先ずは村人から搬送が始まります。続いては先日の雷雨で仲間が遭難してしまったイスラエル人ハイカーの救難活動、続いて旅人を峠の向こうの村までピストン輸送する事が決定しました。我々はもうちょっとの辛抱です。旅人の間に安堵の顔が浮かんでいます。
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ヘリコプターはジョージア国境警備隊のヘリです。山を越えればチェチェン共和国、少し西に行けば、ロシアと紛争になった南オセチアと重要な役目も多い筈の警備隊です。
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やっと晴れたと思いきや、この村を出なくてはならない。早く戻りたいと思っていたにも関わらず、いざ晴れれば後ろ髪が引かれてしまう…。ヘリコプターを待つ間、晴れ間の要塞を写真に撮りたいと思い要塞に向かい呆然としました。崖の隙間から覗いた川の対岸、対岸の道が崩落していました。最早川の対岸から要塞の正面を撮影する事は出来なくなっていました。
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何度も歩いた要塞のメインストリートを降っていきます。
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川の対岸には渡れないので、要塞の麓から要塞を見上げました。
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川の対岸の道は見事に無くなっていました。この小さな小さな村の中でさえ、数ヵ所の崩落が発生し、村は細かく分断されています。
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対岸に渡る小橋はかろうじて首の皮一枚で繋がっていました。
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少し離れて要塞の全体像を眺めました。写真では解り難いですが、要塞から此処迄の道程も道の崩落が始まっており、数時間後には崩落してしまうでしょう。村がじわじわと削られていく…。なんか沈み逝く船に乗っている様な面持ちに、自然と涙が溢れました。
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後ろ髪は引かれますが、ウカウカしていてヘリコプターに乗り遅れたら一大事!要塞の急坂を登って広場に戻りました。
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シャティリを訪れていた欧州のハイカーさんはグループが多かった事もあり、単独で訪れていた私と韓国人、ポーランド人は、住民の余りの席を与えられ、旅人の中では最初の便に乗り込む事が出来ました。
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今、万感の思いを乗せて、ヘリコプターは飛び立ちます。
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ヘリコプターの機内です。みんな何処と無く安堵の表情が伺えます。
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ヘリコプターはマルシュルートカがあれほど苦労して越えた峠を一気に爆音を轟かせて越えました。
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ヘリコプターの操縦席です。国境警備隊のパイロットさん、どうもありがとう!
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あっという間に峠を越えたBarisakho村に到着です。ヘリコプターは次に待っている旅人を救出する為、休む間もなくとんぼ返りです。もたもたしていたらヘリコプターのローターの風圧に吹き飛ばされました(笑)
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国境警備隊の皆様、本当にありがとうございます!
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三日ぶりの常設の売店を発見し、そんな事に嬉しくなってしまいます。
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隣村ではマルシュルートカが待機していました。ヘリ第一便は住民が主体で、旅人は少なかったので、第二便で救出された旅人を乗せれるだけ乗せて出発です。だけどこの村の脇の川の護岸も削れ始めていました。
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もうすぐでジンヴァリ湖、それを過ぎれば軍用道路と交わりトビリシもすぐそこです。やっと無事帰還出来たと心が落ち着きます。
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トビリシに戻ってきました。三日ぶりなのにとても懐かしい。
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やっと帰ってきましたが、日程を保つ為、今夜アルメニアに向かわなくてはなりません。運良く当日でも寝台券を買い直す事が出来ました。今宵は思いっきりトゥーリスティックなレストランで食事がしたい。そんな気分でした。
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ジョージア最後の晩餐くらいワインを片手に…。
オープンエアのレストランで夕食を食べていると肩をポンと叩かれました。シャティリで救援された旅仲間でした。親指を立てて「良い旅を!」 -
素朴な村落に滞在し、首都へと戻ると、人の多さに困惑してしまう事が多いですが、今は人混みに安堵します。
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平和橋にやって来ました。写真では解り難いですが、夜になるとジョージアの国旗の柄にライトアップが施されます。今日の朝、水害に見舞われたシャティリ村にいた事が嘘の様な光景でした。
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トビリシに夜の帳が降り始めました。そろそろジョージアともお別れです。
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トビリシ駅にアルメニア・エレバン行きの寝台列車が到着です。夏期シーズン中は毎晩の運行、22時16分トビリシ発エレバンは7時半くらいの到着で丁度良い時間帯です。
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ただ丁度眠くなる深夜にジョージア出国、アルメニア入国審査が行われます。ビザを取得する点と、ジョージアより少し雰囲気が厳めしいのを除けば書き物も無く無事通過出来ました。
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寝台列車で旅の疲れを癒しながらふと思います。小さな村に水害により孤立し、旅の日程がズタズタになり、いつ村を脱出出来るか?そればっかり考えていました。しかし、旅人は救出されれば良い思い出、それで一件落着出来ます。しかし、シャティリ村の人々は、そんな旅人達を慰め、ケアしてくれた後も、復興と言う現実にこれからも立ち向かっていかねばなりません。そんな事さえつゆ知らず、慌てふためいていた自分の小ささに気づきます。こんな自分を支えてくれたシャティリ村の人々、そして救出してくれた国境警備隊の人々、シャティリで支え合った旅仲間達、そして願いを叶えてくださった彦星様と織り姫様、全ての人々に感謝の気持ちでいっぱいです。そしてシャティリ村の一早い復興を望まずにはいられません。いつかきっとシャティリ村を訪れたいと思います。
尚、こんな状況なので、今季もしシャティリを訪れようと計画している旅人さんは、事前に復旧状況を情報収集してください。
最後までご覧になってくださり、ありがとうございました。次回はアルメニア・タテブ修道院とゴリスの街を訪れます。
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11268856
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